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フルオーダー

技術

 

私の使う技術は全て、長い期間にわたって、より快適にお客様が家具と暮らしていただくため。

そのために伝統的なほぞ組みと、刳り物の技法。そして天然乾燥にこだわった徹底的な材料管理、

拭き漆と天然のオイル仕上げを選んでいます。

 

1 日本の伝統ほぞ組技術

世界最古の木造建築が現存する日本では1200年以上前に基本的なほぞ組み技術のほとんどが完成しています。私はそれだけでなく、修行の初期に超精密加工である指物技術を学びました。これらを家具に使うことで、長い期間にわたって、椅子を始め、家具はより強固になり、そして自由なデザインが可能となります。

家具の寿命が2世代、3世代とつながり、家具を買い換える必要が無くなることで、使い手はコストを削減でき、さらに家具を代々受け継いで使う文化も楽しめるのです。是非家族と共に年を重ねる家具を使う喜びを味わってください。

 

2 刳り物(くりもの)技法

椅子と体の最高のフィット感を出すため、刳り物技法を採ります。これは日本の伝統的な小鉋(こがんな)を利用した方法で、正確で美しい造形が可能となります。私は約200種類のかんなを使い分けます。

材料は多く必要となりますが、一見無駄のようにも見える鉋屑(かんなくず)が多いほど、最後に残る美しさ、座り心地が際だってくるのです。

最高のフィット感を得られた椅子に座ると、健康も集中力も増すことで、仕事や学習の能率が高まります。

一度この技法で削り出された椅子に座ってみてください。これまでと全く違う座り心地を体験していただける物と確信します。

完成した後には見えないその削り落とされた材料、又そのためのエネルギーが、作品の存在感を高めます。

 

3 木材乾燥

出来る限り丸太で材料を仕入れ、伝統のある天然乾燥にこだわっています。強制的に高温で乾燥させた材よりも経年変化が美しく、材料そのものの持ち味が最大限に発揮されます。

私の住む富士北麓、河口湖地方は冬期とても乾燥している上、材料置き場によく風が通る工夫をしているので、通常よりも乾燥が早く水分も少なくなります。

時間を掛けてじっくり乾燥させた木は狂いも少なく、時間がたつと良い色と艶に変化してゆき、あたかも家族と共に成長して行くような家具になります。

 

4 仕上げ

自然素材のオイル、または拭き漆で仕上げます。オイルはその成分によって耐水性や艶の具合、色の焼け具合が違います。用途に応じて、4種類ほどのナチュラルオイルから選びます。自然素材由来のオイルを使うと強固な膜は出来ませんし、汚れもつきやすい物です。しかし、汚れ、傷のリカバリーが化学塗料よりも楽で、年に一度ほどのご自分の手入れ次第で、美しい使い込んだ様子に変わって行きます。お客様にはお手入れの仕方をお教えし、オイルのサービスをしております。

ただしご希望により、耐水性や汚れにくさを優先されるような用途には食品衛生法に適合したウレタンオイルを使用する事もあります。見た目は自然オイルと変わらないので、お手入れが苦手な方はご相談ください。

 

 
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