環境に対する取り組み

日本の国土のうち、森林面積は約66%。世界でも有数の森林国です。
しかし木材自給率で見ると24%ほどなのです。3/4は輸入材。もちろん建築の合板、紙のパルプ用材も含まれていますが、これほどの森がありながら、この比率は世界でも異例の数字です。(平成20年度森林、林業白書)

 

いっぽう、世界で見ると現在は地球上の陸地のうち3割が森林とされています。しかし、熱帯雨林では毎年1,420万ヘクタールもの天然林が失われています。この面積は本州の6割、10秒ごとに東京ドーム1個分の森林が無くなる計算です。(地球温暖化白書)

 

また、世界に誇れる品質の楢材などを産した北海道では、資源の枯渇を危惧する声が多くなりつつあります。そしてその代わりに、ロシア、中国産の楢が使用されていますが、その中に違法伐採のものも多く含まれるという発表もあります。(FOE Japan資料)

 

また近年特に国家的課題とも言える、国産針葉樹の問題。
地形や、林業の集約性の問題などから、輸入木材との価格差が大きく間伐もままならないまま、荒れてゆく林が増えています。

 

私たちの作る家具はこのような環境から生み出された材料の上に成り立っているのです。材木と作る仕事の未来を考えないわけには行きません。

 

そこで工房木夢では、次のように考え、行動を始めました。

 

1.熱帯雨林から産出された木材、特に黒檀、紫檀等の唐木は、今後国際認証材以外は購入しません。
現状保有している少量の唐木は、つまみ、ちぎり、取っ手など強度の必要のあるパーツにのみ大切に使ってゆきます。

 

2.北海道材に関しては出所をチェックし、合法の確認が取れた物を使用していきます。

 

3.針葉樹の使用について。針葉樹は家具としては扱いづらいとされています。しかし、柔らかさ、温かさは椅子を作る上では利点となります。現在もすでに杉の作品群を発表していますが、今後も更に多くの作品を開発してゆく予定です。

 

4.特に学童用姿勢改善アダプターは、子供の姿勢、健康、集中力にプラスに働きかけ、国産材を使う事で、更に子供たちへの啓蒙的な意味も深まります。

 

今後も合法木材、認証木材の積極的な利用、啓蒙を進め、家具を使っていただく方にも、材木の現在置かれている状況を知っていただくように努力致します。

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